βグルカンの構造と機能について
現代の私達の食事は、大変エネルギーの高いものとなっています。
それは摂取する食品が、脂質や糖質が高いものを多く含んでいるからです。
当然のことですが、そのような食事を長く続けていたらエネルギー摂取が過剰となってしまいます。
そのようなことが原因となって、生活習慣病というのが生まれるようになってきました。
運動不足も伴った過剰なエネルギー摂取により、脂肪が体内に多く蓄えられたり血中の血糖濃度が高くなったりするというようなことが起き、様々の病気が引き起こされて来るようになります。
この種の病気は自覚症状があまりありません。
したがって、深刻な状況にもかかわらず、過剰に脂質や糖質を摂り続けるとにより大変健康被害が大きくなってくる訳です。
血糖濃度が高くなると体内のタンパク質と結びついて糖タンパクとなりますが、これは血管の中で血栓を作るということがよく知られています。
そのことによって脳梗塞などを引き起こす原因となります。
生活習慣病というのは、現代人の病気の多くの遠因となっているという風に言われています。
このような事へのひとつの解決の鍵としてβグルカンの摂取というものが注目されています。
βグルカンは、デンプンなどと同様にブドウ糖は繋がってできたものですが、デンプンとは違うブドウ糖の並び方をすることによって体内で消化されることはありません。
体内においては食物繊維として、腸内環境を整えたり、血糖値を下げたりコレステロールの調整を行ったりします。
また、免疫力や抗アレルギー性を高めるというような役割もします。